dim(ディミニッシュ)コードの覚え方

Piano

ピアノコード覚えたての頃はあまり使わないコードが突然出てくると毎度コード表を持ってきておさらいすることがないだろうか?

その中でも私が毎度忘れていたdim(ディミニッシュ)コードをどのようにして覚えていったかを紹介します。

dimコードの意味?

「dim」とは「ディミニッシュ」と呼びますが、こちらを辞書で調べると「減らす」という意味があります。

対象的な存在として「minor(マイナー)」もありますが、こちらは「少ない」という意味となり、両者の意味に違いがあることがわかります。

ちなみに「minor」コードは私風に簡単に言うのであれば「真ん中の指の音を一音下げる!」。これは転回系になると真ん中の指ではなくなってくるので一概に言えないのですが、コードを覚え始めの頃は雰囲気をつかんで習うより慣れろ!の方が私は重要だと思っているので、思い切って言ってみました。

さてそれに対してDimコードを見ていくとどうでしょうか?

 

dimコードの覚え方「半音下の7thコード」

以下「F#dim」を例にとっての順序でdimコードを作っていきます!
なぜいきなり難しそうな「F#」のdimコードなんかを例に出したのかはコード進行の流れとして「F → F#dim → Gm7」など使われることが多く、また「#」のところにミソがあり覚えやすいからです。

それでは実践してみましょう!

  1. 半音下のメジャーコード
    今回ルートRは「F#」なので半音下は「F」となります。「Fメジャー」のコードは「F、A、C」のため以下のような譜面になります。

  2. ルートRを全音下げる(2つ下げる)
    今回ルートRは「F」となるため「全音(2つ下)」は「D#/E♭」となります。

たったこれだけのことなんですね!
左手はルートRである「F#」を押さえればOK!

さて、ここでコードの流れで覚えていくともっと覚えやすくなります。

コードの流れで覚える

さて冒頭でもお話したようにdimコードは頻繁に音階が階段のように駆け上がっていくような場合に使うことが多いです。
先ほどの例のように「F → F#dim → Gm7」のような感じです。

さて、ここで「F#dim」を作っていこうとすると「ルートの1個下のメジャーコード」とすると、感が良い方は気づかれているかもしれませんが、「F → F#dim」の場合すでに「中指」と「小指」はすでに完成しているんですね!

よって動かさないといけない指は「親指」のみとなり、2個下の「D#」を探すだけでよくなるといった感じになります。

これが最初に例として「F#dim」を挙げた理由です!

こうして考えてみると意外と押さえるのは簡単だと思います!

その他の覚え方|「F#m7b5」→「F#dim」を作る

さてここからは「こういう覚え方もあるのか~」ぐらいに考えてもらえればいい、ちょい足し知識です。

「F#m7b5」 を先に作って「7thコードを半音さげる」をやれば 「F#dim」 を作ることができます。

と言われてもまず 「F#m7b5」 が難しすぎるよ~、という声が聞こえそうですが確かに字面を見ると複雑そうに見えますが、鍵盤に置き換えるとそんな難しくもないんです。

順序としては「F#メジャー」→「F#m」→「F#m7」→「F#m7b5」→「F#dim」を作るといった流れになります。

が、最終的には「F#メジャー」→「F#dim」を一気に作れるようになります。

  1. 「F#メジャー」
  2. 「F#m」
  3. 「F#m7」
  4. 「F#m7b5
  5. 「F#dim」

さて最終的な「F#dim」の鍵盤を見てみるととてもわかりやすい現象がおきています。
ルートRの「F#」からすべて全音(2個)ずつ上がっているのがわかります。
これとても覚えやすくないですか?!

実は「F#m7b5は通常「エフ シャープ マイナー セブン フラット ファイブ」と長ったらしく読むのですが、別名「ハーフディミニッシュ」と呼ぶこともあります。
つまり「F#m7b5と「F#dim」の関係はとても近いのです。

どちらでも覚えやすい方の覚え方で覚えていけばいいでしょう!
覚えるコツは曲を弾きながらがいいですよ!
たとえば以下のような曲にはdimコードが入っていたりしますので練習してみて覚えてみてください!

  • 秦 基博さんの「ひまわりの約束」
  • スキマスイッチさんの「奏」
  • 米津玄師さんの「Lemon」

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